彼氏と合わない、しかし別れられない。
そう悩んでいる方、こんにちは。
仰々しいタイトルをつけてみましたが。
私も彼氏と「合わない」ことに対して恐怖を感じていました。
なんなら、合わないと言われたこともあります。
付き合っていた当人から。
この記事は
「付き合っている彼氏と合わない、と感じてはいるが別れられない、けど一緒にいても辛い」ということに困っている方にオススメの記事です。
私の過去の話をします。
経緯
そりゃあ付き合っている恋人本人から「俺たち合わないと思う」なんて言われた日には夜中じゅう泣きましたよ。
そしてその間はもちろん恋人と通話は繋げっぱなしです。
今思うと気が狂っているとしか思えない。
というか、夜中寝かせてくれないし、数十分に一回「ごめんなさい…べそべそ」って泣きまくる。
今思うと気が狂っているのでは?(2回目)
明け方に相手が折れて、「じゃあこれからもまたよろしくね」という流れになりました。
私は、また楽しく過ごせるんだ!という気持ちと、
またこんな夜中じゅう謝ることになったらどうしよう、もう嫌だな、という半々の気持ちでした。
正直、私もこんな関係は長くは続かないなと思いかけていたところでした。
そもそもなぜ「合わない」と思ったのか。
- 年齢が合わない(15才差がありました)
- 彼氏の方が私の性格についていけない
- 彼氏「俺、モラハラ傾向だから、一緒にいても辛いだけ」
などなど。他にも理由があったと思いますが、今覚えているのはこんなところでしょうか。
(というか一番目以外は私に非がないのでは?)
そう丁寧に理由を言われても私は「嫌だ、別れたくない」の一点張りでした。
でもどう考えても、そして私自身も心のどこかで思っていましたが、「合わない」人だったと感じます。
しかし、なぜ合わないと思いつつも別れられなかったのでしょうか。
合わないのに別れられない理由は?
「合わない」というのを認めたくなかった
やー認めたくなかった。
これはまず一つありました。
「合わない」から別れる。別れるという選択肢を取ってしまったら「合わない」ということを認めなければならない。
そう思って別れを決断しなかったというのはあります。
なぜ認めるのが嫌なのかというと、今までの自分を否定するようだったからです。
自分が好きになって好きで付き合ったのにも関わらず、
その自分が選んだ人は「合わなかった」。
完全に自分の過失ですよね。
そんなの嫌すぎる。認めたくなくて別れという選択を取れませんでした。
でもよく考えてみてください。
あなたにも「合わない」友達の一人や二人いると思います。
友達じゃなくても、「あ、この上司苦手だな」と感じることがあるかもしれません。
なぜ上司や友人には「合わない」とジャッジを下すことができるのに、
恋人となるとそれができなくなるのでしょうか?
一旦この疑問は置いておいて別れられない理由について考えていきます。
恋人がいないと我慢できない、寂しすぎる
恋愛依存、そうまでいかなくても
「好きな人を喜ばすのが好き!楽しい!」がいきすぎるとこういう傾向があるように思えます。
例えばですが
- 記念日でも誕生日でもないのに、恋人にプレゼントしてしまう
- もらいっぱなしは性に合わない、何かを返してしまいたくなる
- 恋人に頼まれたらどんなに高いものでも、買ってあげる(時に自分の給料を圧迫しても)
- 恋人の顔色を伺ってしまう、機嫌を取らないとと思う
などでしょうか。
私は結構恋人の顔色を伺うタイプでした。
何をしてても、「この発言は怒らないかな、こうした方がいいかな」で頭がいっぱいでした。
ちなみにいい大人は自分の機嫌は自分で取るものですので、
顔色伺っててもどうしようもないです。
自分で機嫌を取れない人は子供ですのであしからず。
恋愛依存というのは、
- 相手中心の生活になってしまう、急に恋人から予定が入るとそちらを優先しないと気が済まない
- 少しでも連絡が取れないと不安になる、不安になって何回も電話をしたりメール・ラインをしてしまう
- 恋人を失うことに恐怖を覚える、恋人を失うくらいなら死んだ方がマシだと思ってしまう
【参考記事】
このあたりが恋愛依存にあたるのではないかと思います。
恋愛依存の人は、相手がどうしようもないダメな人でもついつい付き合ってしまいます。
別れを告げられない。
自分がいなきゃ、この人はダメになる。
わたしだけがこの人を救える。
そう思っていても実はだめな恋人を必要としているのは自分のほうかもしれません。
先に書いた疑問ですが、
恋人という深い関係になってしまったので情が湧いてしまったということもあるかもしれませんが、
もしかしたら恋愛依存症だから別れられないということもあるかもしれないです。
なぜ恋愛依存になってしまうのかについてはこの辺りの本が詳しいと思います。
恋愛依存について語ると長くなってしまうので今回は割愛させていただきます。
【クリックする際は新しいタブで開くのがおすすめです】
一つ目は「恋愛依存症 – 苦しい恋から抜け出せない人たち」という本です。
この本は単行本で内容もしっかり書かれています。
共依存・回避依存など傾向別にきちんと書かれている本です。
二つ目は「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」という本です。
著者の二村ヒトシさんはAV監督で、多くの女性と関わるなかで、そして自分自身の経験を元に、
そして「親子関係のやりなおし」ということを軸に恋愛について語られている本です。
閑話休題。
二村ヒトシさんの本についての解説のときに「親子関係のやりなおし」と書きましたが、
私も恋愛依存については「親子関係」が深く関係しているのではないかと思っています。
恋愛依存に悩んでいる人は多かれ少なかれ親子関係で何かトラブルがあったのではないと思います。
例えば小さなものだと「自分より兄や妹の方が優遇される(褒められる)ことが多かった」。
大きなものだと「母親がいろんな男性のもとを渡りあるくようなひとだった」。など。
大小様々ありますが、恋愛依存に悩んでいる方は、
自分の親との関係を考えてみてください。
親から愛情を与えられなかった子どもは、成長した時に兄弟や友達、そして恋人に愛情を求めてしまいます。
しかし恋人などからは自分が欲しい愛情が与えられないことが圧倒的です。
では、一体誰があなたに愛情を与えてくれるのでしょうか?
自分に愛情を与えられるのは自分だけ
結論から言うと、自分に愛情を与えてくれるのは、自分しかいません。
恋人ができたら恋愛依存が直った!という人もいるかもしれませんが、
安定している(ここでいう「安定している」というのはモラハラではない、急にキレたりしないなどになります)恋人と付き合う中で
自分に対する自分の接し方が変化した方が大きいと思います。
恋愛依存の人は、なんらかの傾向がある人(共依存、回避依存、セックス依存症、モラハラ、セフレしか作らない人、ナンパ師)などに惹かれやすい傾向があるのでそうではない人と付き合えた時に、恋愛依存がけろっと治ることもあるでしょう。
私もそのパターンの一人です。
しかしはじめは少し悩みました。
「自分のことを対等に扱ってくれるひとだ…!しかしなぜ?私は罵倒されないのだ?」みたいな状態になっていました。
しかし、しばらくするとそういう考えもなくなりました。
自分を撫でてあげよう
「今すぐ安定している恋人を探すのなんか無理だよ!」
「ていうか恋人いないけど寂しい、恋人いないのなら死んだ方がマシ」と思っている方は、
右手を自分の頭において「よしよし」と撫でてあげてください。
「は???」と思った方もいると思います。
思いますが、私はこれ、やっていました。
よく心療内科やカウンセリングでは「小さい頃の自分を思い浮かべて、その自分の頭を撫でてあげるイメージをしましょう」と言われることがあります。
しかし、これ。
私はさっぱりできませんでした。小さい頃の自分とかわからないし!
というわけで私は今の自分を撫でてあげることにしました。
なんとなく撫でていると落ち着いてくるのと、その図がどうも滑稽に思えてきて笑えます。
変だと思っても一度はやってみてください。
ポイントは自分で自分を撫でること。
異性にやってもらうとそれはそれでめんどくさい関係になりそうなのでやめましょう。
恥ずかしかったら友人にも酔った勢いでやってもらいましょう。
これは物理的な方法ですが、
このように自分を大切に扱うことが大事です。
恋人と合わないことを恐れるな
自分を大切に扱うと言うのは、「合わない」恋人と別れることも含まれます。
合わない恋人と付き合い続けるのは決して楽なことではありません。
むしろ毒です。
たとえ楽しい瞬間が一瞬あったとしても、辛い時のほうが多いと思います。
一生、それが続いてみてください。
あなたの心も体もぼろぼろになってしまいます。
そうならないためにも、まず合わない恋人と離れてみてはどうでしょうか。
自分を救うためにも。
そして苦しくなったら自分を大事にしてあげてください。
どうかこの記事が、困っている人の助けになりますように。
はちこ
追記:私が参考にしている本や助けになりそうな本を載せておきます。
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