「Googleはnoteと何か取引でもしたのか?」
とまあ冗談は置いておいて、最近noteの記事が検索の上位に食い込むことが多く、少し邪魔かも?と感じることがあります。
「高学歴」について書かれたnote記事がGoogle 検索TOPになってるのを見て、noteとGoogleとの間で何らかの取引をしたんじゃないか?ってほどにSEO的にはおかしいことになってる。中身の質とかもはや関係ないじゃん。
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) September 7, 2020
note自体は良質なサービスであり、良質な記事も多くあります。
しかし、微妙な記事も多くあります。そしてその微妙な記事が多く、検索上位に引っ掛かってきます。
また、本来検索でかかってほしいサイトがnoteの記事に追いやられている状態も見かけます。
「小説投稿サイト」で例を見る
例えばですが、「小説家になろう」などを筆頭とする小説投稿サイト。
今日(2020年9月14日)「小説投稿サイト」というキーワードでGoogle検索を行うと二番目にこちらのnoteの記事が引っ掛かります。

この記事の内容に文句はありません。
しかし、小説投稿サイトと検索して「小説家になろう」の次にまとめの記事が来るのはいかがなのか?(Googleさんに向けて言っております)
microsoft社の提供するBingで「小説投稿サイト」というキーワードで検索をすると「なろう」「エブリスタ」「カクヨム」……と続きます。
小説投稿サービスそのものを提供しているサイトが検索にかかりずらく、まとめが引っ掛かるのは少しどうかなと感じます。
なぜこんなにnoteの記事が上位に?
そもそもどうしてnoteの記事がこれほどまでにGoogle検索で上位に来るのでしょうか。
SEO対策が優秀
広告がないと画像が少ない。画像が少ないと読み込み速度が爆速。
noteは基本的には文字で構成されている記事が大半です。
単純な理由ですが、大きな要因になっていると思います。
ドメイン「.mu」から「.com」への変更
note株式会社公式のnoteでも触れられていますが、noteは元々は「note.mu」というアフリカのモーリシャスに属するドメインを使用していました。
それまではnoteの記事は検索してもあまり上位に出ることは少なかったように感じます(私の体感)。
2019年11月25日に「.com」にドメインを変更しました。
その後、一時期流入は落ち込んだみたいですが、2カ月ほどで以前の2.3倍まで検索トラフィックが伸びたそうです。
他にも細かな理由はあると思いますが、大きな要因としては上記の二つが挙げられると思います。
noteは優良コンテンツ…だった?
私の知っているnoteはどこに行った!
数年前のnote、それこそ私もnoteで文章を書いていた時期辺りまではnoteで書かれる文章の質が高かったように感じます。
しかしここ最近のnoteはなんとなく混沌(カオスと読む)化してるように思えます。
中身のないURL羅列の記事、情報商材まがいの有料記事。
また、改行もなければ目次も見出しもないリーダビリティ(可読性)の悪い記事。
読み進めていくと最終的にアフィリエイトサイトへ誘導。
なんだこのnoteは。
私の知っているnoteはどこへ行った。
もーすこしnoteって読みやすい記事が多かったような気がするんだけどなあ……。
冒頭に書いた通り確かに良質な記事ももちろんあります。
ありますが、良質な記事がくs…もといリーダビリティの悪い記事が埋もれている!
なぜ?と思ったので私なりに原因を考えてみました。
NAVERまとめの終了によるユーザーの移動

『ひっそり終了「NAVERまとめ」の功罪…なぜ革新的サービスは“迷惑な問題児”に』
2020年9月30日、LINEの子会社、ネクストライブラリが運営する「NAVERまとめ」がサービスを終了しました。
それに伴ってNAVERまとめで記事を作成していた人がnoteに参入しているのではないかと思います。
ここ最近、なんか、ん?読んだことあるぞ…?みたいに記事がnoteにあがってるのよく見るけど、naverまとめから移ってきてるのか
— Yusuke (@IgnorantCoder) July 30, 2020
NAVERまとめは正直文章を書く力がなくても記事を作成することができます。
(見出しとタイトルさえ考えれば、画像・ニュースサイトの引用・Twitterの引用等で記事としての体裁は保てるレベルにはなる)
※一応内容によっては、文章多めのNAVERまとめ記事もありますが、大半は上記したような記事が多いと感じます。
NAVERまとめの記事作成の感覚でnoteでも記事を作成すると、Twitterの引用だけ、URLだけ、という記事が完成します。
そのような記事はnoteとは相性が悪いのではないかなと感じます。
「質より量!noteで多く表示されるためにはたくさん記事をかけ!」の結果
過去のnoteを書いていたのでよくわかるのですが、noteは書けば書くほどいいね!やPV数が増えるように感じます。
もちろん、私の運営しているブログでも同じことは言えます。
言えますが、noteのほうがその傾向は顕著だと感じました。
恐らくですが、note内の検索システムが投稿数が多い人やいいねの数が多い人を表示されるようになっているのでないかと思います。(これは推測です)
沢山記事を書け!と言われても、内容がきちんとしているものをたくさん書くのはやっぱりしんどいですよね。
その結果、あまり精査されてない記事が多くなっているように思います。
noteは日記的な記事も多くあるので、日常のことについて書いてもいいと思います。
思いますが、改行くらいはしてくれ!!!
noteのドメインに惹かれて稼ぎたい人がうじゃうじゃ
またnoteのドメインの強さに惹かれてあまりに雑すぎる記事を書いているのも見かけました。
その内容はと言うと、「〇〇って?〇〇とはどういうこと?」というタイトルから始まり、「〇〇あるある!」と見出しでそのあるあるについて羅列し、最後に如何にもなアフィリエイトサイトへのリンクをぺたり。
あまりにもお粗末すぎる……。
お粗末すぎるのでここには載せません……というかあんな記事のPV増やしたくないので載せません……。
サイトを作ったはいいけどアクセスが少なかったのでnoteのドメインの力を借りようということなんでしょうが……。
また記事自体に価格を設定できる有料記事・マガジンを手軽に作成できることも稼ぎたい人が参入する理由のひとつでしょう。
稼ぎたいということ自体は悪くないのですが、如何せん内容が。
それらに対してnote公式も対応を行いました。

しかし、未だに売り上げなどをチラ見せして書いている記事もちらほら見かけます(そのうち消されると思いますが)。
noteのNAVERまとめ化を危惧する人
順位が高いのは今だけ……かも?
私の他にもnoteがNAVERまとめのようになっていると感じている人もちらほら見かけます。
なるほど。note、有料記事にしなければ収益化することは難しいかもしれないけど、ポストNAVERまとめみたいなとこない?
— 海月なお (@Mizuki_Naooo) August 30, 2020
最近調べ物してると有志がまとめたNOTEが意外とSEO強いのか上位に上がってきて便利なんだけど、このままNAVERまとめ化しそうだから本当に記事クォリティの精査だけは頑張ってほしい
— futatsuki (@futatsuki) August 1, 2020
やはり、note内の中身の薄い記事やクオリティについては気になる人もいるみたいです。
もう少し調べてみるとこの状態は今だけかも?と言っているツイートを発見しました。
最近、中身の薄いnoteでも検索上位に上がることが多いんだけど、そのうちそういうページは順位落ちると予想。。
理由はGoogleの有益な情報群ではないサイト(ページ)が検索上位に上がることで信頼性が損なわれる可能性が高いから!
外れたらゴメンナサイ🙇🏻#SEO対策 #note #ブログ初心者— スグル@初心者ブロガーお手伝い屋店長 (@Shigabro) August 30, 2020
googleはここ10年くらいは「中身の薄い記事」を検索上位に出ないように検索アルゴリズムをアップデートし続けています。
そのため中身の薄いnoteの記事はゆくゆくは精査され、上位に出にくくなるではないかと予想します。
外部サービスに頼らずブログを始める
いずれnoteがGoogleの検索上位に上がりづらくなると思います。
また、NAVERまとめがサービス終了したことにより、過去の自分の書いた記事が根こそぎ消えてしまったという人もいるのではないでしょうか?
noteも外部サービスに頼っているという点では、自分の記事が突然消えたりするということもあるでしょう。
その前にブログを始めてみるのはどうでしょうか。
WordPressでブログをやるならエックスサーバーがおすすめです。
2020年4月7日から「WordPressクイックスタート」というサービスが開始したことで初心者でも簡単にブログを始めることができると思います(私のときはありませんでした…。)
またエックスサーバーでマニュアルも公開しているのでそれを見ながらブログを始められます。
クイックスタート、私がブログ始めるときにほしかった…。
それでは。
参考記事

コメント
note上のチラシの裏以下の全く役立たない情報がGoogleの検索検索の上位にしゃしゃり出てきて問題があると思っていました。
こういう検索結果を出しているとGoogle検索から離れていくと思います。
問題点をわかりやすく記事にまとめてくれてありがとうございました。