2020年の12月に人生で初めてのコピー本を作りました。無事に製本し終わり、友人に渡すことができました。
「コピー本制作」についてを感想・マニュアルとしてまとめたものになります。
小説本として制作したのですが、まず本文が無くしては同人誌は制作できません。
というわけで今回の記事は、「本文の書き方」についてまとめます。
本の概要・ページ数・使用したアプリケーション
本の概要、ページ数
- 表紙含め16ページ
- 文字数 12000文字弱
本の内容・使用したアプリケーション
今回、私が執筆したのは夢小説です。本来の夢小説は、WEB上で公開され「名前変換機能」があり、自分の好きな名前(自分の考えたオリジナルキャラクター名やハンドルネーム、または自分の本名)を設定します。
そうすると、本文の内容が一部が自分が設定した名前に変更され、作品のキャラクターとイチャコラ……恋愛や交流などを楽しめるというものになります。
ちなみに今回の作品は、女性向けソシャゲのHさんと友人の夢小説にしました。
本文を書く際に使用したアプリケーションは、はじめはEVERNOTEを使用し、後半はgoogleドキュメントを使用しました。
PCとスマホ両方から書くことが多かったので、クラウド保存ができ、またオンラインであれば編集可能なアプリが使用しやすいと感じました。
本文を書く前にプロットを構成する
ブログの簡単な文章であれば、プロット(ストーリーの要約)がなくても書けるのですが、小説となると少し大変なので書き始める前に大体のプロットを構成しました。
今回の話は
- 「某作品の、あるキャラクター=彼と友人との夢小説」
- 「あるキャラクターと宅配デリバリーサービスを利用してハンバーガーを食べる話」
という2つの軸で小説を書きました。
日常のことを書きつつ、キャラ(彼)の魅力を書いていきたいと思ったので、上記のことをメインにしました。
書き始めながら色々と付け足していったこともありますが、軸はぶれないように書きます。
それと簡単なオチというか、「最後が結局どうなるのか?」ということも一応考えておきます。
この「オチ」は別に面白いオチである必要はないと思います。
また、途中でこのオチは変わっていくこともあるでしょう。特に問題ないです。
本文を書く
私は小説を書く際、意識していることがあり、それは「セリフ」から書き始めるということです。
これは、過去にライティング講座を受けたのですが、そこで「セリフから書き始めることで、内容に引きこまれやすくなる」ということを聞いたからです。
……真偽のほどは不明ですが、セリフはじめは話が動きやすいのでオススメです。(真偽のほどは不明ですが)(念押し)
というわけでそのセオリー通りで書き始めます。
私は結構書き込んでしまうタイプなので、情景は細かく書き、「どの手で何をどうやって動かした」「何色」「食感」「感触」「雰囲気」などをモリモリ書きます。
夢小説だと、自分と同じ空間にキャラを置かせることが一番大事かな……と思っているので、イメージしやすいように細かく書きます。
食事シーンは分量を増やすチャンス
食事シーンなどの軸となるところは詳細に書く
食事は詳細に書くと色気が出る(と思っている)のでたくさん書くのがおすすめです。
セリフの後に地の文で「〇〇さんが〇〇した」という動作を補完する文章を足す
彼がそう言った。
上記でもわかりやすいので問題はないのですが、ここで詳細に書くと話や情景がわかりやすくなると思います。
彼は首をかしげながら、私に声をかける。
このような細かな積み上げが文量になると思います。
エピソードを足していく
とまあ、もちろんですが書き進める為に小ネタも考えておきます。
- 彼はいいとこ育ちなので、格安ハンバーガー屋を食べたことない、食べたときの感想
- 少しドキッとするエピソード「綺麗な瞳で見つめられて…」的な
- 彼と縁のある、他のキャラクターを出してみる
- そもそも彼と出会った経緯
など、細かいところもあげれば他にもありますが、上記のことを織り交ぜながら文量を増やしていきます。
モチベが続かねえ!と思ったときにやったこと
しかし、文章はすぐには増えないもので、「100文字しか増えてない…!」という現象が度々…。(後半になるにつれてよく起こる)そのときにやったことについて触れてみたいと思います。
小説に関係のあることをする
今回書いた小説はハンバーガーを食べる話だったので、マクドナルドにハンバーガーを食べに行きました。
食べながら「あのキャラクターだったらどういう反応をするだろうか」「彼だったらこう言うかな?」など想像(妄想)しながら食べました。
そしてそれを小説に落とし込んでいきました。
友人に助言を仰ぐ
夢小説の主人公が友人なので、本人に「彼(夢小説の相手)は〇〇したらどういう反応をすると思う?」など助言という名の妄想を頼みました。
基本的に妄想をして話やエピソードを抽出して、それを文章にしました。
今まで書いた文字数を確認して自分を奮い立たせる
「自分はここまで書いたぞ!えらい!」と思いながら何回も何回も文字カウントを確認しながら書きました。
文字数こそが全て。…とは言いませんが、モチベーションになったことは確かです。
新書メーカーを使って本になったときを想像する
世の中には便利なものがありまして、文章を入力して体裁を整える項目にチェックを入れると電子書籍のように画像を出力しているサービスを作成している方がいらっしゃいます。(まじしゅごい)
これに文章を流し込んで、フォントやサイズなどにチェックを入れて「ページを生成」ボタンを押すとそれらしく仕上げてくれます!
ある程度文章が書けていれば結構楽しいと思います。
小説はそこまで難しくない!
ちなみにがっつり小説を書いたのは、この時が初めてでした。
言葉の使い方にはルールがありますが、感情表現やセリフには法則も決まりもないので自由に書くことができます。
参考になれば幸いです。
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